お腹の張り、これって普通?連絡する目安と休みかた|宮崎・もあな助産院

「これって、普通の張り?」

「こんなことで連絡していいのかな」

「もう少し様子を見たほうがいいのかな」

——お腹の張りを感じるたびに、迷っていませんか。

この記事では、宮崎で助産院を開業している助産師が、お腹の張りについてお伝えします。まず、いちばん大事なことを先に。——迷ったときは、連絡してください。それでいいんです。

🌿 この記事でわかること

  • お腹の張りは、感じ方に個人差があります
  • 連絡してほしい、4つの目安
  • 張ったときの、休みかた
  • 「こんなことで」と思わなくていい理由

お腹の張りは、感じ方がちがいます

「お腹が張る」という感覚は、人によってずいぶんちがいます。

お腹全体がかたくなる感じ、下腹部がぎゅっとする感じ、腰まわりが重くなる感じ。「これが張りです」と、ひとことで言えるものではありません。

「こんなときは連絡してくださいね」という目安を、お伝えしますね。

連絡してほしい、4つの目安

次のようなときは、かかりつけの産婦人科に連絡してください。

1. 10〜15分以内の間隔で、定期的に張るとき

規則正しく、くり返し張ってくる——これがいちばん大事な目安です。

「さっきも張ったな」と思ったら、時計を見てみてください。次に張るまでの時間をはかると、間隔が分かります。

2. 痛みをともなう張りのとき

張るだけでなく、痛みがあるときも連絡してください。

3. 横になって休んでも、おさまらないとき

張りは、休むとおさまることが多いものです。横になって休んでも続くときは、連絡してください。

4. 出血があるとき

張りに出血がともなうときも、すぐに連絡してください。

張ったときの、休みかた

お腹が張ってきたら、まずしていることを止めて、休んでください。

  • 横になる。難しければ、座って体をあずけるだけでも
  • 体を締めつけているものをゆるめる
  • 水分をとる
  • おさまるまで、動かない

「あと少しだから」と動き続けてしまう方が多いのですが、そこで止まることが、いちばんの対処です。

歩くと張ってくるときも、休んでください。

上のお子さんがいらっしゃる方へ

なかなか横になれないと思います。まずは座って、ゆっくりしてください。

そして、上のお子さんと外にいるときは——おうちに帰りましょう。

お仕事をされている方へ

座っていても張りが落ち着かないときは、上司に相談してみましょう。

言い出しにくいと思います。それでも、我慢して続けるより、伝えたほうがいいです。たとえば、こんなふうに。

  • 「お腹の張りが落ち着かないので、病院に連絡してきます」
  • 「お腹の張りが落ち着かないので、帰宅してもよいでしょうか?」

そのまま使っていただいて大丈夫です。

「こんなことで」と、思わなくていいんです

こんなふうに思うかもしれません。

  • 「大したことないのに、迷惑じゃないかな」
  • 「行っても何もなかったら、恥ずかしい」
  • 「大げさだと思われないかな」

でも——不安なときは、連絡していいんです。

目安に当てはまらなくても、「なんだかいつもとちがう」と感じたら、それも連絡していい理由です。いちばん近くで感じているのは、あなたです。

そして、ぜんぶを自分で見分けられなくて大丈夫です。迷ったときに聞いてもらうために、産院はあります。

妊娠中のことを、相談したいときに

お腹の張りの診断は、医師の領域です。張りが気になるときは、まずかかりつけの産婦人科にご連絡ください。

そのうえで、もあな助産院では妊娠中のご相談も承っています。お産のこと、産後の暮らしのこと、からだのケアなど、気になることをお話しいただけます。

西都市・高鍋町にお住まいの方は、助産師ケア利用券が妊娠中から使えます。宮崎市などその他の地域の方も、自費でご利用いただけます。

宮崎市・西都市・高鍋町を中心に、出張でのケアもしています。

まとめ

  • お腹の張りは、感じ方に個人差があります
  • 連絡してほしいのは——①10〜15分以内の間隔で定期的に張る ②痛みをともなう ③横になって休んでもおさまらない ④出血がある
  • 張ってきたら、していることを止めて休む。おさまるまで動かないでください。歩くと張るときも休んで
  • 上のお子さんと外にいるときはおうちに帰りましょう。お仕事中に座っても落ち着かないときは上司に相談を
  • 不安なときは、連絡していいんです。「いつもとちがう」と感じたら、それも連絡していい理由です
  • ぜんぶを自分で見分けられなくて大丈夫。迷ったときに聞いてもらうために、産院はあります

ひとりで「大丈夫かな」と抱えないでくださいね。

参考文献・補足

  • 本記事は、助産師としての臨床経験をもとに作成しています
  • お腹の張りの感じ方や経過には個人差があります。診断は医師の領域ですので、気になるときは自己判断せず、かかりつけの産婦人科にご連絡ください

投稿者プロフィール

松田ゆかり
もあな助産院(宮崎市)院長。2003年に助産師免許を取得し、20年以上にわたり地域のお母さんと赤ちゃんに寄り添ってきました。もあな助産院は2012年に開業。乳房ケア(BSケア)・産後ケア・クレニオセイクラルセラピーなどを通して、母子のケアを行っています。「お母さんと赤ちゃんが安心して妊娠・出産・産後を過ごせるように。そして、おふたりがもともと持っている力を、しっかり発揮できるように——そんなケアを心がけています。」