つわりがつらい…「授かったのに」と責めないで|宮崎・もあな助産院

「一日じゅう気持ちが悪くて、何もできない」

「食べられなくて、赤ちゃんは大丈夫なんだろうか」

「授かったのに、つらいと思ってしまう自分がいやになる」

——つわりの時期、こんなふうに感じていませんか。

この記事では、宮崎で助産院を開業している助産師が、つわりのつらさについてお伝えします。まず、いちばん大事なことを先に。——つわり、つらいですよね。そして、「せっかく授かったのに」とご自分を責めないでくださいね。

🌿 この記事でわかること

  • つわりのつらさは、人それぞれです
  • 「授かったのに」と責めないで
  • 食べられなくて、赤ちゃんが心配なとき
  • いつまで続くの?
  • こんなときは、産婦人科へ

つわりのつらさは、人それぞれです

つわりは、人によってまったくちがいます。

ほとんど平気だったという方もいれば、何週間も起き上がれないという方もいらっしゃいます。同じ人でも、上の子のときと今回でちがうこともあります。

ですから——ほかの人と比べないでください。

「あの人は働きながら普通にしてたのに」「私だけ弱いのかな」。そんなふうに思わなくて大丈夫です。

「授かったのに」と、責めないで

つわりの時期に、いちばんよくうかがうのがこれです。

「望んで授かったのに、つらいなんて思ってはいけない」

つらいことと、嬉しいことは、別のことです。

赤ちゃんが来てくれて嬉しい気持ち。そして、いま体がしんどい気持ち。どちらも、本当の気持ちです。

つわりは、気の持ちようでどうにかなるものではありません。あなたの受け止め方が足りないから、つらいのではありません。

周りの言葉に、傷つくことがあります

この時期は、まわりから言われる言葉にも疲れてしまいます。

  • 「みんな通る道だよ」
  • 「気の持ちようじゃない?」
  • 「私のときは全然平気だったよ」
  • 「妊娠は病気じゃないんだから」

言っている方に、悪気はないのだと思います。でも、言われた側は、しんどさを否定されたように感じます。

その場で分かってもらおうとしなくて大丈夫です。あなたの体がしんどいことは、あなたがいちばん知っています。

食べられなくて、赤ちゃんが心配なとき

「食べられないけど、赤ちゃんは大丈夫なんだろうか」

これも、本当によくうかがう心配です。食べられないこと自体より、赤ちゃんへの影響のほうが気がかりという方が多いです。

お伝えしたいのは、まず「食べられるものを、食べられるときに」ということです。

  • 栄養バランスは、いまは考えなくて大丈夫です
  • 食べることそのものより、水分がとれているかのほうが大事です
  • 果物、ゼリー、氷、冷たいもの——通るものがあれば、それでかまいません
  • においがだめなときは、温かいものを避けてみてください
  • 空腹になると、気持ち悪さが増すことがあります。ひと口で食べられるものや飴などを持ち歩いておくと安心です

そして——心配なときは、遠慮なくかかりつけの産婦人科で聞いてみましょう。「これだけしか食べられていないのですが」と伝えれば、いまの状態を診てもらえます。

ひとりで「大丈夫かな」と抱えているのが、いちばんしんどいと思います。

いつまで続くの?

つわりの時期に、いちばん知りたいのはここだと思います。

胎盤ができてくる16週ごろに、落ち着いてくる方が多いです。

ただし、これも人それぞれです。もっと早く楽になる方もいれば、「後期づわり」といって、妊娠後期まで続く方もいらっしゃいます。

「16週まで」と思っていたのに越えてしまうと、よけいにつらくなります。ですから、目安として頭に置いておくくらいがちょうどいいと思います。

それでも——ずっと同じ状態が続くわけではありません。そこは、覚えていてください。

こんなときは、産婦人科へ

つわりは自然なことですが、次のようなときは、我慢しないで受診してください。

  • 水分がとれない
  • 吐いてばかりで、何も口に入らない
  • 体重が減ってきている
  • おしっこの量が減っている
  • ふらつく、立っていられない

点滴などで、楽になることがあります。「つわりは我慢するもの」ではありません。

受診の目安に迷うときも、かかりつけの産婦人科に電話して聞いてみましょう。

宮崎で、つわりのつらさを相談したいときに

つわりの診断や治療は、医師の領域です。

そのうえで、もあな助産院ではクラニオセイクラルセラピーで、からだのケアができます。

「話を聞いてほしい」だけでも大丈夫です。妊娠中のご相談も承っています。

西都市・高鍋町にお住まいの方は、助産師ケア利用券が妊娠中から使えます。宮崎市などその他の地域の方も、自費でご利用いただけます。

(気持ちが沈む日が続くときは、妊娠中、気分が落ち込む日があるの記事もどうぞ。)

まとめ

  • つわりのつらさは人それぞれ。ほかの人と比べないでください
  • 「せっかく授かったのに」と責めないで。嬉しいことと、つらいことは別のことです
  • 食べられるものを、食べられるときに。栄養バランスより、水分がとれているかのほうが大事です
  • 空腹で気持ち悪さが増すことがあります。ひと口で食べられるものや飴を持ち歩いておくと安心です
  • 赤ちゃんのことが心配なときは、かかりつけの産婦人科で聞いてみましょう
  • 胎盤ができてくる16週ごろに落ち着いてくる方が多いです。ただし「後期づわり」で妊娠後期まで続く方もいます
  • 水分がとれない・体重が減る・おしっこが減る——そんなときは受診を。つわりは我慢するものではありません

いまがいちばんしんどい時期かもしれません。どうか、ひとりで抱えないでくださいね。

参考文献・補足

  • 本記事は、一般的な医学情報を参考に、助産師としての臨床経験をもとに作成しています
  • つわりの経過や程度には個人差があります。診断・治療は医療機関の領域ですので、心配なときはかかりつけの産婦人科にご相談ください

投稿者プロフィール

松田ゆかり
もあな助産院(宮崎市)院長。2003年に助産師免許を取得し、20年以上にわたり地域のお母さんと赤ちゃんに寄り添ってきました。もあな助産院は2012年に開業。乳房ケア(BSケア)・産後ケア・クレニオセイクラルセラピーなどを通して、母子のケアを行っています。「お母さんと赤ちゃんが安心して妊娠・出産・産後を過ごせるように。そして、おふたりがもともと持っている力を、しっかり発揮できるように——そんなケアを心がけています。」