授乳の抱き方4つ|横抱き・フットボール抱き・縦抱き・添い乳|宮崎・もあな助産院

「授乳の抱き方って、いつも同じでいいの?」
「乳腺炎や白斑をくり返すから、抱き方を変えてみたい」

授乳の抱き方には、いくつかの種類があります。抱き方を変えると、赤ちゃんが吸う場所が変わり、おっぱいの流れがよくなったり、トラブルの予防につながったりします。

この記事では、宮崎で助産院を開業している助産師が、代表的な4つの抱き方——横抱き・フットボール抱き・縦抱き・添い乳を、イラストつきでご紹介します。

🌿 この記事でわかること

  • 4つの抱き方(横抱き・フットボール抱き・縦抱き・添い乳)
  • 抱き方を変えるといい理由
  • それぞれの抱き方の注意点

なぜ、抱き方を変えるといいの?

いつも同じ抱き方で授乳していると、あまり吸われない部分ができてしまい、そこに母乳が滞って、しこりや白斑・乳腺炎の原因になることがあります。

抱き方を変えると、吸われる方向が変わり、おっぱい全体をまんべんなく飲んでもらいやすくなります。トラブルがあるときも、ないときも、ときどき抱き方を変えてみるのがおすすめです。

4つの抱き方

授乳の4つの抱き方の図解。横抱き・フットボール抱き・縦抱き・添い乳。
※イラストはイメージです。フットボール抱きの実際の姿勢は、下の文章をご参照ください。

① 横抱き

赤ちゃんの体をママの体に沿わせて、横向きに抱く、基本の姿勢です。ママも赤ちゃんもリラックスしやすく、いちばんなじみのある抱き方です。

② フットボール抱き(脇抱き)

赤ちゃんをママの脇の下に抱えて、足がママの背中側にくるように抱く姿勢です。アメリカンフットボールのボールを抱えるような形なので、この名前で呼ばれます。

  • 赤ちゃんの頭の位置を調整しやすい
  • 飲み残しによるしこりを防ぎたいときに
  • 乳房が大きめの方、双子の授乳にも向いています

なお、赤ちゃんが大きくなってくると、フットボール抱きの姿勢をとるのが大変になってくることもあります。毎回この抱き方をする必要はなく、乳房に違和感や痛みなど、いつもと違う異変を感じたときに取り入れてみる、くらいで大丈夫です。

③ 縦抱き

赤ちゃんを縦に座らせるように抱いて、授乳する姿勢です。

ただし、乳房と赤ちゃんのお口の位置が、赤ちゃんの成長によっては合わせにくいこともあります。月齢や赤ちゃんの様子に合わせて、無理のない範囲で試してみてください。

④ 添い乳

ママと赤ちゃんが横になって、向かい合って授乳する姿勢です。夜間の授乳や、ママが休みたいときにラクな方法です。

ただし、ひとつ大切な注意があります。赤ちゃんの鼻をふさがないように、窒息には十分気をつけてください。ママがそのまま眠ってしまわないようにも注意しましょう。

どの抱き方がいい?迷ったら

「どれが正解」というものはありません。ママと赤ちゃんがラクで、しっかり飲めていれば、それがいい抱き方です。

ただ、深く吸えていなかったり、いつも同じ場所が痛くなったりするときは、抱き方や飲み方によって、飲み取りにくい腺(せん)や、うまく流れにくい腺があるのかもしれません。そんなときは、実際の授乳の様子を見てもらうのがいちばんの近道です。

宮崎で授乳のことを相談したい方へ:もあな助産院

もあな助産院(宮崎市佐土原町)では、母乳相談・乳房ケア(BSケア)を行っています。

「この抱き方で合っているかな?」「深く飲めているか見てほしい」——実際の授乳を見せていただきながら、その親子に合った抱き方・飲ませ方を一緒に見つけます。

料金:初診 4,500円(税込)/再診 3,500円(税込)
ご予約:LINEまたはお電話で受け付けています。出張ケアもしています。

→ ご予約・お問い合わせはこちら

まとめ

  • 授乳の抱き方には、横抱き・フットボール抱き・縦抱き・添い乳などがある
  • 抱き方を変えると、おっぱい全体を飲んでもらいやすく、トラブル予防にも
  • 縦抱きは、赤ちゃんの成長によって位置を合わせにくいことも
  • 添い乳は、鼻をふさがないよう窒息に注意
  • 「合っているか不安」なときは、授乳の様子を見てもらうのがいちばん

抱き方ひとつで、授乳がぐっとラクになることもあります。気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。


参考文献・補足

本記事は、助産師としての臨床経験をもとに作成しています。

投稿者プロフィール

松田ゆかり
もあな助産院(宮崎市)院長。2003年に助産師免許を取得し、助産師歴は23年。地域のお母さんと赤ちゃんに寄り添い続け、もあな助産院の開業から14年になります。乳房ケア(BSケア)・産後ケア・クレニオセイクラルセラピーなどを通して、母子のケアを行っています。「お母さんと赤ちゃんが安心して妊娠・出産・産後を過ごせるように。そして、おふたりがもともと持っている力を、しっかり発揮できるように——そんなケアを心がけています。」