母乳育児の卒業どう決める?卒乳・断乳の時期と決め方

「そろそろ卒乳・断乳を考えているけど、いつがいいの?」
「周りからいろいろ言われるけど、どう決めればいい?」

母乳育児の卒業タイミングは、とても悩ましいテーマです。赤ちゃんが自然に卒業する日を待つ方もいれば、お母さんが決断して断乳される方もいます。正解はひとつではありません。

この記事では、卒乳・断乳の違いや決め方のヒントを、助産師の視点からやさしくお伝えします。

目次

  1. 卒乳と断乳の違いとは
  2. 保育園入園や仕事復帰を迎えている方へ
  3. 断乳する時は環境を整えましょう

1. 卒乳と断乳の違いとは

卒乳とは、子どもが母乳を欲しがらなくなるまで自然に授乳を続けること。
断乳とは、お母さんが授乳をやめる決断をして母乳育児を卒業することです。

どちらが良いというものではありません。お子さまが思いがけないタイミングで自然に卒業することもあれば、徐々に授乳回数が減っていくこともあります。

お母さんが赤ちゃんを優しく抱っこしている温かいイラスト

2歳・3歳になると「そろそろかな」という迷いも出てきますよね。また、乳腺炎や乳腺の詰まりが続いたり、乳頭痛・乳頭亀裂がつらくて授乳をやめたくなったり、前回の授乳経験がトラウマになった方もいらっしゃいます。

断乳のタイミングを決めるのは勇気がいります。でも不思議と、お母さんが「もう十分やった」という達成感や「やり切った」という気持ちで決断できる日が来ます。

周りから「虫歯になる」「歯が生えたから」「もう〇歳だから」「保育園で寝てくれない」などいろんな声が聞こえてくることもあります。でも、「まだ今じゃない」「授乳を続けたい」という気持ちや迷いがあるときは、授乳を続けた方がよいと私は思っています。迷いがあるときは断乳する時の子どもの泣き声に耐えられないと思うからです。

私自身は不妊治療を再開するために1歳2カ月で断乳を決断しました。本当は続けたかったけれど、悩みに悩んで決めたので後悔はありません。お母さんの覚悟が決まった時、「もうやりきった」という迷いのない状態で断乳されることをおすすめします。

一度断乳を試みて「やっぱり無理」と感じた時に授乳を再開することもあります。それもまた、ひとつの選択です。

2. 保育園入園や仕事復帰を迎えている方へ

保育園入園や仕事復帰のタイミングで断乳を考えている方も多いのではないでしょうか。

これは私の意見ですが、できれば保育園に入園してお子さまの心と体が落ち着いてから断乳を迎えた方がよいかなと思います。保育園入園と断乳が重なると、子どもにとってはダブルショックになることもあるからです。

保育園の送りの時に泣いている赤ちゃんのイラスト

保育園に入ったばかりの頃は、見知らぬ場所で毎日精一杯。感染症にもかかりやすく、熱・嘔吐・下痢・鼻水・咳などいろんな症状が出ます。そんな時でも母乳だけは飲んでくれることがありますし、免疫や回復のサポートにもなります。

もちろん仕事や状況によって授乳継続が難しい方もいらっしゃいます。絶対これが正解というわけではありませんが、お子さまの様子を想像しながら検討してみてください。

3. 断乳する時は環境を整えましょう

断乳の前に、子どもの体調は良好か確認を。できれば季節の変わり目は避けるのがおすすめです。

断乳には家族の協力が欠かせません。断乳して3日間は特に夜が大変です。今まで母乳を飲みながら安心して眠れていたのに、急に「おっぱいがもらえない」状況になります。子どもは泣き叫び、乳房は張り、抱っこすると乳房が痛む…お母さんも辛くなる時間帯です。

泣きじゃくる赤ちゃんを家族みんなであやしているイラスト

断乳した日から数日は、誰かと一緒に乗り越えてください。 ご主人やご両親など、子どもが泣いた時に抱っこしてくれる人がいる環境をつくりましょう。お風呂など1人では大変な場面も、できれば他の方にお願いしましょう。


おわりに

卒乳でも断乳でも、寂しいのは親の方かもしれません。子どもは数日もすれば少しずつ忘れ、適応していきます。本当にすごいなと思います。

今の幸せな授乳の時間を大切にしながら、お母さんとお子さまのペースで母乳育児の卒業を決めてくださいね♡


授乳や断乳のこと、一人で悩まないでください

「断乳のタイミングがわからない」「断乳を進めているけど乳房が張って痛い」など、授乳に関するお悩みはもあな助産院にご相談ください。

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moana

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