不妊治療のラストチャンス その後・・・。

移植は無事に終えて、妊娠判断も終わりました。着床はしてくれたようで、胎嚢が見えてくるかな⁉︎というエコー確認。残念ながら胎嚢は見えてきませんでした。HCGも上昇はしているものの、妊娠した場合の値とするとかなり低かったです。子宮に宿って成長しようとしてくれた赤ちゃんに感謝しています❤️あなたを守れなくてごめんね。私たち家族のところに来てくれてありがとう😊これからも見守っててね❤️

今回は移植から胎嚢確認するまでの自分の気持ちなど記載していきたいと思います。

移植を迎えた日

朝一番に受診して採血をしました。そして、凍結胚2個、同時に戻すか最終的な答えを病院にお伝えしました。双子を授かったら双子を育てていけるだろうか(体力的にも経済的にも)、でもそもそもこの年齢での着床率は低く、1個だけ移植したら1個は破棄することになるし・・・。と悩みましたが、後悔しないように2個移植することにしました。

そして迎えた移植。E2(エストロゲン)は200以上ありました。E2の役割は卵胞の成長に伴って分泌し、子宮内膜を増殖肥厚させます。さらに子宮内膜を着床と妊娠に適した状態に保つ役割があります。次にP4(プロゲステロン)の値もよかったです。P4は子宮内膜を着床と妊娠に適した状態に保つ役割があります。凍結していた胚も無事にまた成長を始めました。培養士さんから胚の状態について説明があり、妊娠率は10%暗いと話がありました。いよいよ移植。子宮内膜は10mmとなり、迎える子宮の状態としてはこれまでで一番よかったです。そして、無事に移植を終えました。その日は少しゆっくりと仕事しました。

1週間後は採血で着床したか確認

着床したかの確認は、βHCGの値を採血して確認します。妊娠の早期診断は、血液中のhCGの値で判断。hCGは着床後に胎盤になる部分から分泌するホルモンのため着床を確認できます。早ければ7日目以降に確認できます。

期待と不安の中で待っている間は過ごしました。βHCGの値は39.4。この値だと出産できるのは30%くらいと医師から説明がありました。30%かぁと思いつつ、3人に1人くらいは出産になるのかとも思ったり。まずは、無事に育ってくれることを祈りました

わがままかもしれませんが、年齢も年齢なので何か赤ちゃんに問題があったらどうしようという不安も否めませんでした。覚悟をもって臨んだつもりでしたが、自然と湧いてきた気持ちでした。次は胎嚢が見えてくるか・・・。

胎嚢が見えてくるか、確認の日。

10日後、胎嚢確認の日を迎えました。

ドキドキしながらエコーで確認しましたが、胎嚢は見えてきませんでした。胎嚢は赤ちゃんを包む袋です。 胎嚢が見えてくると黒く空洞のようにしてエコーにうつり、赤ちゃんのお部屋となります。

念の為採血でも確認しましたが、βHCGは322.5。この時期は5000くらいと話がありました。ネットで見ると1000以上になると胎嚢が見えてくるようで、2000〜9000くらいの値があると安心のようです。

一応、値は上昇しているので子宮外妊娠の可能性も考えられるため、1週間後再診となりました。補充していたホルモン剤は中止。数日で生理が来る可能性もあります。

不妊治療はこれで終わりです

今後は可能性は低いですが、自然の流れで過ごしていきます。保険適用の範囲で人工授精は利用できますが、夫婦の中では不妊治療は終わりとしました。

年齢のこともあったので厳しさは理解してました。その一方で、もう妊娠はないのかぁとか、授乳もう1回したかったなぁとか寂しさはあります。でもやれることはやったなという思いもあります。

振り返れば第1子の時にもう少し早くに不妊治療のステップアップをしてたらよかったかなと思ったりもしますが、その時は治療なんて考えられませんでした。

息子がいるから、まだ悲しみはそこまでありませんが、これが30代や初めての妊娠に向かう過程だったらだいぶしんどかったと思います。

妊活中も含め、赤ちゃんを授かるまでは暗ーいトンネルの中でした。いつになったら授かるのか、どうやったら授かるのか。いい方法はいっぱい書いてあります。色々やってみても妊娠に至らないと、がんばるのがいいのか、がんばらずに力を抜いて好きなように過ごしたらいいのか、そんなことばかり考えていました。

毎月の生理はやっぱりまた来たか・・・?みたいな気持ちになったり、きっと来るんだろうなと自己防衛したり。そんな中で救われたのは不妊治療を経験されていた先輩お母さんでした。その時、私はこのくらーいトンネルの道を一緒に過ごす人が必要だなと思いました。

幸い、たくさんの治療を経験された先輩お母さんが私の周りにはいらっしゃいました。現状を話しながら、お話しできることはありがたいことでした。
もし1人で治療をがんばってらっしゃって、辛くなったり、誰かと話したい時は是非助産院をご利用ください。
こうしたらいいよ、という明確な答えはありませんが、同じ治療を経験した1人としてお話ししたりしながら、何か力になれたらと思います❤️

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