出産直後に必要な育児用品|宮崎・もあな助産院

「何をどれだけ買えばいいの?」

「リストを見ると多すぎて、全部いるのかな……」

「お金もかかるし、無駄にしたくない」

——出産前の準備で、迷っていませんか。

この記事では、赤ちゃんを迎えるのに本当に必要なものと、急いで買わなくていいものを分けてお伝えします。まず、いちばん大事なことを先に。——あとから使わないものは、なるべく買わないほうがいいと思っています。

🌿 この記事でわかること

  • 赤ちゃんを迎えるのに必要なもの(項目別)
  • ミルクが必要になったときにそろえるもの
  • お母さん自身に必要なもの
  • 急いで買わなくていいもの
  • 数の目安

まず、これだけあれば大丈夫

項目ごとに分けてご紹介します。ご家庭によって要る・要らないが分かれるものもあるので、そこは書き添えていきますね。

赤ちゃんが寝る・過ごすもの

  • 赤ちゃんが寝るところ——ベビーベッド、ベビー布団、ベッドインベッドなど。ご家庭によってちがいます。同じベッドで一緒に寝る場合は、いらないこともあります
  • ナイトライト、授乳ライト
  • 赤ちゃんにかけるもの——ガーゼケットやバスタオルなど

夜中の授乳やおむつ替えのとき、部屋の電気をつけると赤ちゃんもお母さんも目が覚めてしまいます。手元だけ照らせる明かりがあると、ずいぶん楽です。

赤ちゃんの衣類

  • 肌着類——5枚ずつくらいあれば足ります
  • 洋服(ツーウェイオールなど)——お下がりがあれば、買わなくて大丈夫です
  • 赤ちゃん用ハンガー

赤ちゃんの服は、あっという間にサイズが変わります。お下がりをいただけるなら、遠慮なく使わせてもらってくださいね。

ただ、お下がりがある場合でも——退院のときなどに着る、外出用の洋服が1枚あるといいかもしれません。

おむつ・排泄用品

  • おむつ——2袋くらいから
  • おしりふき
  • おむつ用のゴミ箱
  • 消臭袋——100円ショップでも買えます。最近は食パンの袋を使っている方もいらっしゃいます

おむつは、まとめ買いをしないほうがいいです。赤ちゃんによって合う・合わないがありますし、すぐサイズが変わります。

沐浴・清潔用品

  • 沐浴に使うもの(ベビーバスなど)
  • ガーゼ
  • バスタオル
  • スキンケア用品——ベビーソープ、ローション
  • 爪切り
  • 洗濯用洗剤

ベビーバスは、必ずしも買わなくてもいいかもしれません。洗面台のシンクが深ければ、そこをきれいに洗って使う方法もあります。

私はじゃばらタイプのものを使っていました。たたむとスペースを取りませんし、赤ちゃんが1歳くらいになったら夏の水遊びに使ったり、最後はお掃除のときに使ったりもできます。

いまは、いろいろな種類があります。

ベビーバスの種類5つ。じゃばらタイプ、空気を入れるタイプ、プラスチックタイプ、シンクで使うタイプ、マット・スポンジのイラスト。
  • じゃばら(折りたたみ)タイプ——たたむと薄くなるので、置き場所に困りません
  • 空気を入れるタイプ——やわらかくて軽く、使わないときは空気を抜けます。ただ、毎回ふくらませたり空気を抜いたりするのは、少し手間です
  • かたいプラスチックのタイプ——安定感があります。そのぶん場所を取ります
  • シンクで使うタイプ——洗面台やキッチンのシンクに置いて使います。立ったまま洗えるので、腰が楽です
  • マット・スポンジタイプ——大人のお風呂のなかで使えます

シンクで使うものにも、いくつかあります。(①シンクに敷く沐浴マット/②シンクに入れる小さめのベビーバス/③赤ちゃんの頭や背中を支えるバスサポート

ただし、どの洗面台でも使えるわけではありません。洗面台の大きさ・深さ・蛇口の位置などによって、使えるものが変わります。

そして——赤ちゃんを置いたまま、目を離さないでください。すべらないように気をつけることも大切です。

選ぶときは、置き場所と、洗うときの姿勢で考えるとよいと思います。かがんだ姿勢が続くと、産後の腰にはこたえます。(産後の体の痛みの記事もどうぞ。)

外出・移動用品

  • チャイルドシート——車で退院するなら、必ず必要です
  • おくるみ

チャイルドシートは、法律でも使用が義務づけられています。退院の日に車に乗るなら、その日までに用意しておいてください。

車を使わないご家庭では、必要になってからで大丈夫です。

おうちにあると便利なもの

  • 体温計——大人用のもので大丈夫です

ミルクが必要になったときに

ミルクが必要かどうかは、生まれてからでないと分かりません。ですので——あとから買ってもいいですし、先に用意しておいてもいいと思います。

あとからでも間に合います。ドラッグストアですぐ買えるものばかりですし、ご家族に頼むこともできます。

そのときに要るのは、こんなものです。

  • 哺乳瓶
  • 乳首
  • 粉ミルク
  • 哺乳瓶ブラシ
  • 哺乳瓶の洗浄剤
  • 消毒用品
  • 調乳用のお湯を用意するもの(ポット、電気ケトル、ミルクウォーマーなど)

使うかどうか分からないのが正直なところなので、そこはご家庭のやりやすいほうで決めてくださいね。

お母さん自身に必要なもの

  • 産褥ショーツ
  • 産褥パッド
  • ナプキン
  • 授乳ブラ
  • 前開きのパジャマ——2〜3枚
  • 授乳しやすい服——2枚くらい。あとから買い足しても大丈夫です
  • 授乳中に使うクッション
  • 円座クッション

母乳パッドは、必要になる方とならない方がいます。(私は結局、使いませんでした。)少しだけ用意しておいて、足りなければ買い足す、くらいでよいと思います。

円座クッションも、あったほうがよい場合と、なくても大丈夫な場合があります。

急いで買わなくていいもの

ここが、いちばんお伝えしたいところです。

あとから使わないものは、なるべく買わないほうがいいと思っています。

ベビーカー

生まれてすぐは、あまり外に出ません。必要になってからで大丈夫です。実際に赤ちゃんを連れて出かけるようになると、「こういうのがいい」というのも見えてきます。

乳頭保護オイル

これも、必要になる方とならない方がいます。

チャイルドシート(車を使わないご家庭)

車で退院しないご家庭なら、必要になってからで大丈夫です。

迷ったときは

準備のことも、ご相談いただけます。

もあな助産院では、プレパパママクラスや妊娠中のご相談を行っています。「これは要りますか?」「これで足りますか?」——そんなことでも大丈夫です。

西都市・高鍋町にお住まいの方は、助産師ケア利用券が妊娠中から使えます。宮崎市などその他の地域の方も、自費でご利用いただけます。

(妊娠中にできることは、出産に向けて妊娠中にできることの記事にまとめています。)

まとめ

  • あとから使わないものは、なるべく買わないほうがいいと思っています
  • 肌着は5枚ずつくらい、おむつは2袋くらいから。おむつのまとめ買いはしないほうが安心です
  • 洋服は、お下がりがあれば買わなくて大丈夫。サイズはあっという間に変わります
  • チャイルドシートは、車で退院するなら必ず用意を。ベビーカーは後からで大丈夫です
  • ミルクの用品は、あとから買っても、先に用意しておいても大丈夫。必要かどうかは、生まれてからでないと分かりません
  • お母さん自身のものも忘れずに。産褥ショーツ、前開きのパジャマ、円座クッションなど
  • ベビーバスは、洗面台のシンクが深ければそこを使う方法も。体温計は大人用のもので大丈夫です

全部そろえなくても、赤ちゃんは迎えられます。足りないものは、そのとき買えば間に合いますよ。

参考文献・補足

  • 本記事は、助産師としての臨床経験をもとに作成しています
  • 必要なものはご家庭の状況によってちがいます。産院からご案内がある場合は、そちらもあわせてご確認ください
  • チャイルドシートは、6歳未満のお子さんを車に乗せる際に使用が義務づけられています

投稿者プロフィール

松田ゆかり
もあな助産院(宮崎市)院長。2003年に助産師免許を取得し、20年以上にわたり地域のお母さんと赤ちゃんに寄り添ってきました。もあな助産院は2012年に開業。乳房ケア(BSケア)・産後ケア・クレニオセイクラルセラピーなどを通して、母子のケアを行っています。「お母さんと赤ちゃんが安心して妊娠・出産・産後を過ごせるように。そして、おふたりがもともと持っている力を、しっかり発揮できるように——そんなケアを心がけています。」