母乳外来って何をするの?流れ・費用・よくある質問|宮崎・もあな助産院
「おっぱいが張って痛い」「母乳が足りているのか分からない」——そんなとき、「母乳外来」という言葉を目にしたことはありませんか?
でも、いざ調べてみると
- 何をしてもらえる場所なの?
- 行ってもいいほどの悩みなのかな?
- 費用はいくらかかるんだろう?
と、分からないことだらけで、結局あと回しにしてしまう方がとても多いです。
この記事では、宮崎市の助産師が、母乳外来とはどんな場所か、当日の流れ、費用の考え方、よくある質問まで、まとめてお答えします。
母乳外来とは?
母乳外来は、母乳育児に関する悩みを専門家(助産師など)に相談できる窓口です。病院・産婦人科クリニック・助産院などで行われていて、おっぱいの状態を見ながらケアをしたり、授乳の様子を一緒に確認したり、ミルクの足し方を相談したりできます。
「外来」という名前がついていますが、出産した病院でなくても受けられるかどうかは、施設によって違います。出産していない病院での受診を希望する場合は、まずその病院に相談してみてください。
一方、助産院は、どこで出産された方でも予約できます。里帰り先で相談したい方、出産した病院が遠い方は、お近くの助産院に相談するという選択肢もあります。
こんな悩みで来ていいんです
「こんなことで行っていいのかな?」と迷う方が本当に多いのですが、母乳外来はまさに「こんなこと」のための場所です。
- 母乳が足りているのか分からない
- 母乳を増やしたい
- おっぱいが張って痛い、しこりがある
- 白斑やつまりを繰り返している
- 乳頭が痛い、傷ができた
- 赤ちゃんがうまく吸えない、すぐ離してしまう
- ミルクをどれくらい足せばいいのか分からない
- 卒乳・断乳のしかたを相談したい
- 母乳をやめたいけれど、おっぱいが張ってつらい
授乳について困った経験のあるお母さんは77.8%——4人に3人以上です(厚生労働省 平成27年度乳幼児栄養調査)。悩んでいるのは、あなただけではありません。
当日の流れ(一般的な例)
施設によって異なりますが、おおまかな流れは次のとおりです。
- 問診:出産の経過、授乳の回数、困っていることなどを聞き取り
- おっぱいの状態の確認とケア:張り・しこり・乳頭の状態などを見ながらケア
- 授乳の様子の確認(悩みに応じて):「うまく吸えない」「抱き方がしっくりこない」「乳頭が痛い」などの悩みがある場合は、実際に授乳の様子を見ながら、吸い方や抱き方を一緒に確認します。悩みの内容によっては行わないこともあります
- 相談・アドバイス:今日からできることを一緒に考える
順番どおりにきっちり進むとは限らず、ケアを受けながらお話を聞いてもらう、という施設も多いです。「問診で何を話そう」と準備しなくても大丈夫ですよ。
持ち物の例:母子健康手帳、フェイスタオル、赤ちゃんのおむつ・着替え、(あれば)授乳の記録
費用について、正直な話
母乳外来の費用は施設によってさまざまで、「だいたい○○円です」と一概に言えないのが正直なところです。
知っておいていただきたいのは次の3つです。
- 母乳外来は基本的に保険がきかない自費のケアです
- 市町村の産後ケア事業を利用すると、自己負担が下がる場合があります(制度の内容はお住まいの市町村によって異なります。宮崎市の方は宮崎市の産後ケア事業のページをご覧ください)
- 予約のときに「費用はいくらですか?」と聞いて大丈夫です。むしろ安心して当日を迎えられるので、遠慮なく確認してください
よくある質問
Q. ケアは痛くないですか?
ケアの方法は施設や助産師によって違い、痛みを感じることもあります。大事なことをひとつだけ:痛いときは、我慢せずに「痛いです」と伝えていいんです。あなたの体のケアですから、遠慮はいりません。
Q. 赤ちゃんを連れて行ってもいいですか?
施設によって異なります。授乳の様子を見てもらう場合は、むしろ赤ちゃんと一緒に来てほしいと言われることが多いです。予約のときに確認しましょう。
Q. 予約は必要ですか?
ほとんどの施設で予約が必要です。急なトラブル(強い痛み・発熱など)のときは、必ず電話でその状態を伝えてください。発熱がある場合、施設によっては先に検査をしてからのケアになることもあります。自己判断で向かわず、電話で指示を聞いてから動くのが確実です。
発熱から1日以上経っている場合や、発熱を繰り返しているときは、母乳外来だけでなく、医療機関の受診もご検討ください。迷ったときは、受診したい助産院にお電話でご相談くださいね。ひとりで判断に悩む時間が、いちばんつらいですから。
Q. 母乳をやめたい相談でもいいんですか?
もちろんです。母乳外来は「母乳をすすめる場所」ではなく、「あなたに合った授乳を一緒に考える場所」です。やめ方の相談も大切なケアのひとつです。
宮崎で母乳外来をお探しの方へ:もあな助産院のご案内
もあな助産院(宮崎市佐土原町)では、BSケアという方法で母乳相談・乳房ケアを行っています。
母乳育児は本来、お母さんと赤ちゃんがふたりで、少しずつ乗り越えていけるものです。それでも途中で、乳房や乳頭が痛くなったり、「もっと母乳を増やしたい」と感じたりすることがあります。
BSケアは、そんなときに、おっぱいが本来の状態に回復して、お母さんと赤ちゃんがもともと持っている力を発揮できるように、優しくお手伝いするケアです。力ずくで押すようなものではなく、痛みの少ないケアを心がけています。
助産院は、どこで出産された方でもご予約いただけます。もあな助産院も、出産された場所を問わずご利用いただけますので、お気軽にご連絡ください。
料金
- 初診:4,500円(税込)
- 再診:3,500円(税込)
所要時間:45〜60分ほど(状態によっては30分ほどで終わることもあります)
ケアの進め方:あらたまった問診の時間はつくらず、ケアをしながらお話を聞かせていただいています。リラックスした雰囲気の中で、困っていることを少しずつ話してもらえれば大丈夫です。
赤ちゃん連れについて
- 赤ちゃんと一緒にいらしてください。ケア中は添い乳をしながらでも大丈夫です
- 断乳のケアのときだけは、赤ちゃんを預けてのご来院をお願いしています。目の前におっぱいがあるのに飲めないのは、赤ちゃんにとってつらい時間になってしまうからです
- 上のお子さまの同伴もOKです。事前にお知らせいただけると助かります。
発熱や咳など感染症の症状があるときは、ほかのお母さんや赤ちゃんへの感染を防ぐため、ご来院を控えていただきますようお願いしています。体調が落ち着いてから、ゆっくりお越しくださいね
出張もしています
ご自宅への出張ケアも行っています(出張費:移動30分以内 +1,000円/30分以上 +1,500円)。
ご予約
LINEまたはお電話で受け付けています。「こんなことで行っていいのかな?」という段階のご相談こそ、大歓迎です。
まとめ
- 母乳外来は、授乳の悩みを助産師に相談できる窓口。病院は施設ごとに受け入れが異なり、助産院はどこで出産した方でも予約できます
- 「母乳が足りてる?」「張って痛い」「やめたい」——どんな悩みでも対象です
- 費用や赤ちゃん連れの可否は施設によって違うので、予約時に聞いて大丈夫
- 痛いときは我慢せず伝えてOK
ひとりで検索を続ける夜が続いたら、どうか専門家を頼ってください。あなたの授乳が少しでもラクになるように、お手伝いします。
参考文献
- 厚生労働省「平成27年度 乳幼児栄養調査結果の概要」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000134208.html
- 宮崎市「産後ケア事業のご案内」 https://www.city.miyazaki.miyazaki.jp/education/childbirth/388224.html

