産後の抜け毛、いつまで続く?原因と今日からできるケア|宮崎・もあな助産院
「シャンプーのたびに、ごっそり抜ける…」
「排水口を見て、ぎょっとした」
「このまま薄くなったらどうしよう」
産後の抜け毛、驚きますよね。ある調査では、産後のママの半数以上(53.8%)が抜け毛を経験しています(ミキハウス調査)。それくらい「みんなが通る道」なのですが、実際に自分の髪が抜けると、不安になるものです。
この記事では、宮崎で助産院を開業している助産師が、産後の抜け毛の理由と、いつまで続くのか、今日からできるケアをお伝えします。
🌿 この記事でわかること
- 産後に髪が抜ける理由(病気ではありません)
- いつからいつまで続く?の目安
- 今日からできる、やさしいケア
- 相談したほうがいいサイン
まず安心してください:病気ではありません
産後の抜け毛は、ホルモンの変化による自然な現象です。
妊娠中は、女性ホルモンの働きで、本来抜けるはずだった髪が「抜けずにとどまって」いました。出産を終えてホルモンが元に戻ると、とどまっていた髪が、一気に抜ける——それが産後の抜け毛の正体です。
つまり、「髪が異常に抜けている」のではなく、「妊娠中に抜けなかった分が、あとからまとめて抜けている」だけ。毛根が弱ったわけでも、病気でもありません。
さらに、産後は授乳などで、たんぱく質や鉄分といった栄養が、お母さんの体から赤ちゃんへと使われていきます。栄養が不足すると、髪の回復が遅れることも。だからこそ、あとでお伝えする「栄養と休息のケア」が大切なんです。
いつからいつまで続く?
個人差はありますが、だいたいの目安です。
- 産後2〜3ヶ月ごろから抜け始めることが多い
- 産後4〜6ヶ月ごろがピーク
- 産後1年ごろまでに、少しずつ落ち着いていく
そして、抜けたあとには新しい髪がちゃんと生えてきます。前髪や生えぎわに、短い毛がツンツンと立ってくる時期がありますが、それは新しい髪が育ちはじめたサイン。ちょっと気になりますが、回復の証拠です。
ちなみに、同じ調査では1年以上悩んだ方も27.5%いました。1年を過ぎても続く方は、後ほどの「相談したほうがいいサイン」も見てくださいね。
今日からできる、やさしいケア
特別なことより、体をいたわる基本が、髪にも効きます。
- たんぱく質をしっかり——髪の材料です。肉・魚・卵・大豆製品を食事に
- 鉄分・亜鉛も意識——産後は不足しがち。貧血気味の方は特に
- 睡眠と休息——難しい時期ですが、赤ちゃんと一緒に少しでも横になる時間を
- 髪や頭皮に、やさしく——強くこすらない。シャンプーはやさしく、ドライヤーは近づけすぎず
- 無理なダイエットはしない——栄養不足は髪にも体にも響きます
抜け毛が気になると、シャンプーが憂うつになりますが、洗わないほうが頭皮によくないので、普段どおり洗って大丈夫です。
相談したほうがいいサイン
ほとんどの場合は自然に落ち着きますが、こんなときは一度相談してください。
- 産後1年を過ぎても、抜け毛が減る気配がない
- 抜け毛と一緒に、強い疲れ・だるさ・むくみ・寒がりなどの体調の変化がある
- 地肌がはっきり見えるほど抜けて、不安が大きい
こうした場合は、甲状腺の不調や貧血(鉄分の不足)などがかくれていることもあります。皮膚科や産婦人科で相談してみてくださいね。もちろん「どこに相談したらいいか分からない」というときは、もあな助産院に聞いてもらっても大丈夫です。
宮崎で産後の体を相談したい方へ:もあな助産院
もあな助産院(宮崎市佐土原町)では、産後のお母さんの体のケア・ご相談をお受けしています。
抜け毛そのものというより、その背景にある産後の疲れ・栄養・睡眠を一緒に見直すことが、髪にも体にも近道です。「こんなこと相談していいのかな」ということほど、聞かせてくださいね。
ご予約:LINEまたはお電話で受け付けています。出張ケアもしています。
まとめ
- 産後の抜け毛は、ホルモンの変化による自然な現象。病気ではありません
- 産後2〜3ヶ月から始まり、4〜6ヶ月がピーク、1年ごろまでに落ち着くことが多い
- 抜けたあとは、新しい髪がちゃんと生えてきます(短い毛が立ってくるのは回復のサイン)
- ケアの基本は、たんぱく質・鉄分・休息・やさしいヘアケア
- 1年以上続く・体調の変化をともなうときは、皮膚科や産婦人科に相談を
鏡を見るたび、排水口を見るたび、ため息が出る時期かもしれません。でも、髪は必ず戻っていきます。焦らず、体をいたわりながら過ごしてくださいね。
参考文献・補足
- ミキハウス「産後ママの体の変化に関する調査」(抜け毛経験53.8%・1年以上悩んだ27.5%) https://baby.mikihouse.co.jp/information/post-15479.html
- 本記事は、上記および医師監修の一般的な医学情報をふまえ、助産師としての臨床経験をもとに作成しています。
投稿者プロフィール
- もあな助産院(宮崎市)院長。2003年に助産師免許を取得し、20年以上にわたり地域のお母さんと赤ちゃんに寄り添ってきました。もあな助産院は2012年に開業。乳房ケア(BSケア)・産後ケア・クレニオセイクラルセラピーなどを通して、母子のケアを行っています。「お母さんと赤ちゃんが安心して妊娠・出産・産後を過ごせるように。そして、おふたりがもともと持っている力を、しっかり発揮できるように——そんなケアを心がけています。」
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